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2016年8月5日金曜日

内海聡医師は「差別主義者」でも「親学」でもないが「困った」人物である


[この記事のまとめ]
・内海聡医師のネット上での発言には、いささか「常軌を逸した」ものがあります。
・化学物質やワクチンの問題点を指摘していることは評価できます。
・内海医師は「差別主義者」でも「親学」の推進者でもありません。

  *  *  *

内海聡医師という、少し「おかしな」お医者さんがいます。

「『障がい』児の親には反省が必要」という「問題」発言をなさっている方です。

ミュージシャンであり、2013年と2016年の参議院選に立候補し、政治活動を行なっている三宅洋平氏が、この内海医師の発言を擁護して問題となったことは、以前の記事で論じました。
[三宅洋平氏の「内海聡発言」擁護問題を考えてみます]

今回は、内海医師がどういう人物で、なぜこのような発言をしているのかを、少し詳しく見てみます。

まず、「『障がい』児の親には反省が必要」という内海医師の発言ですが、これは『障がい』児者およびその家族の気持ちを傷つけるものであり、このような発言をネット上という公的な場で行ない、謝罪する必要を認めないその態度は、極めて「非社会的」なものです。

この内海医師の発言を擁護した三宅洋平氏や、 内海医師の著書で対談をしている山本太郎氏は、内海医師の「非社会性」に関してきちんと批判的な発言をするべきではないかと思われます。

しかしながら、内海医師の主張自体は必ずしも否定できるものではありません。

内海医師は、食品などに含まれる化学物質やワクチンの毒性が障がいを引き起こしていると主張しています。

化学物質やワクチンの毒性が過小評価されている可能性を考えると、彼の主張には十分な意味があります。

したがって、無防備に毒性のある物質にさらされている人々に注意を呼びかける意味では、内海氏の発言には妥当性があると言えましょう。
(もちろん人を傷つけるような表現には大いに問題がありますが)

ところで、内海医師の発言を、ナチスの優生思想や自民党政権の「親学」の思想と結びつけて論じる方々がいます。

優生思想は「遺伝」を問題にするものですから、内海医師の主張がこれに当てはまるとは考えられません。

「親学」は、「発達障害が親の育て方によって起こる」という擬似科学的な主張ですが、内海医師は発達障害は化学物質などによって起こるという考えですから、これも当てはまりません。

五野井郁夫氏井上静氏内海信彦氏らが、なぜこうした根拠に乏しい主張をして、内海聡医師や三宅洋平氏を批判なさるのか、浅学にして理解できませんが、読者諸氏におかれましては、わたくしの今回の記事も含め、それぞれの主張を検討した上で、ご判断いただければ幸いです。

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