「大物」か「あほう」か、三宅洋平、安倍昭恵と高江に同行
2016年8月6日、参院選に二度の立候補をしたミュージシャンの三宅洋平氏が、安倍総理大臣夫人の安倍昭恵氏に同行し、沖縄・高江のヘリパッド建設反対運動のテントを訪れました。
琉球新報は8月7日、この昭恵氏の高江訪問について次のように伝えています。
昭恵氏の高江訪問が、本土に高江の問題を伝えるためにプラスとなるとは考えられません。
ネット上での声はどうでしょうか。
洋平氏や昭恵氏を「大物」だと言ってほめそやす人たちは、沖縄の人々の痛みが分からないのでしょう。
洋平氏と昭恵氏をただ非難するだけの人たちは、建設的な提案をすることなく、対岸の火事を眺めているだけのように思えます。
沖縄の人の怒りの声は別です。
沖縄の人々の痛みがわからないからこそ、洋平氏は今回のような「愚にもつかぬ」行動で、反対運動に混乱をもたらしているのですから、沖縄で現に被害を受けている方々が怒りの声を上げるのは当然です。
けれど今、本土のぼくらに必要なのは、評論家のような顔をして、誰かのことを持ち上げたり、また誰かの失敗を指摘することではないでしょうし、沖縄の人と一緒になって洋平氏に怒りをぶつけることも違うように思えます。
今まさに、日本という国が「戦争賛美」の「全体主義」国家へと変わり果てていく流れにあるとき、その流れに少しでも棹さすことにこそ意味があるのではないでしょうか。
そのためには、洋平氏を批判的に応援する必要があります。
昭恵氏のことはさておき、今の洋平氏には沖縄の痛みが分かっていません。
今回のことで少しは彼がそのことに気づいてくれればよいのですが、残念ながら彼は弱者の痛みを想像する能力が弱いように思えます。
ですから、洋平氏の行動に疑問を感じながらも、彼の将来性にかすかにでも期待する皆さんにはお願いをしたいのです。
洋平氏に、彼の弱点を伝えてあげてください。
彼が弱点を克服できるように手助けをしてあげてください。
そして彼が強みを生かせるように状況を整えてあげてください。
それが批判的に応援するということの意味です。
洋平氏はどうやら正真正銘の「ドあほう」のようです。
「ドあほう」な彼が道を誤らないようにするには、多くの人々の批判的な応援が必要です。
そして「ドあほう」でなければできない事業というものもあるのです。
周りの反対の声にも関わらず突き進むことが必要なときもあるのです。
今回の高江訪問は「大失点」であり、まさに「オウンゴール」でしょう。
しかし、彼には何かを成し遂げる力があるように思えます。
彼がどんな事業を成し遂げてくれるかは未知数ですが、安倍政権の憲法改定が秒読み状態に入った今、三宅洋平氏の可能性にぼくは賭けたいと思います。
洋平氏が沖縄の人々の怒りの声にしっかりと耳を傾け、今回の混乱が「雨降って地固まる」の結果を産むことを願ってやみません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
* * *
なお、昭恵氏の高江訪問についての、岩上安身氏のIWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)によるツイートのまとめはこちらです。
[IWJ版(強調なし): 三宅洋平氏、沖縄高江テントに安倍昭恵氏を案内]
また、onoyasumaro氏による別のまとめもあります。
[安倍昭恵を帯同して高江に行った三宅洋平と地元の人の会話]
[追記]三宅氏のこの件についての説明を読んで記事を書きました。
[三宅洋平氏に今伝えたいこと 2016年8月9日]
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☆こちらもどうぞ
[「陰謀論者」で「レイシスト」な洋平を、それでも俺が応援する三つの理由]
[洋平氏と昭恵氏の会食・再考、その意味を最高のものにするために]
[三宅洋平は「ナチズムの先兵」の差別主義者なのか]
琉球新報は8月7日、この昭恵氏の高江訪問について次のように伝えています。
7月の参院選沖縄選挙区ではヘリパッド建設や米軍普天間飛行場の辺野古移設を容認する島尻安伊子氏の応援演説で来県していたことを踏まえ「何をしに来たのか」と批判する声や「首相へ現場のことを伝えてほしい」などの声もあり波紋が広がった。しかし、本土のマスメディアは何か伝えているでしょうか。
昭恵氏の高江訪問が、本土に高江の問題を伝えるためにプラスとなるとは考えられません。
ネット上での声はどうでしょうか。
洋平氏や昭恵氏を「大物」だと言ってほめそやす人たちは、沖縄の人々の痛みが分からないのでしょう。
洋平氏と昭恵氏をただ非難するだけの人たちは、建設的な提案をすることなく、対岸の火事を眺めているだけのように思えます。
沖縄の人の怒りの声は別です。
沖縄の人々の痛みがわからないからこそ、洋平氏は今回のような「愚にもつかぬ」行動で、反対運動に混乱をもたらしているのですから、沖縄で現に被害を受けている方々が怒りの声を上げるのは当然です。
けれど今、本土のぼくらに必要なのは、評論家のような顔をして、誰かのことを持ち上げたり、また誰かの失敗を指摘することではないでしょうし、沖縄の人と一緒になって洋平氏に怒りをぶつけることも違うように思えます。
今まさに、日本という国が「戦争賛美」の「全体主義」国家へと変わり果てていく流れにあるとき、その流れに少しでも棹さすことにこそ意味があるのではないでしょうか。
そのためには、洋平氏を批判的に応援する必要があります。
昭恵氏のことはさておき、今の洋平氏には沖縄の痛みが分かっていません。
今回のことで少しは彼がそのことに気づいてくれればよいのですが、残念ながら彼は弱者の痛みを想像する能力が弱いように思えます。
ですから、洋平氏の行動に疑問を感じながらも、彼の将来性にかすかにでも期待する皆さんにはお願いをしたいのです。
洋平氏に、彼の弱点を伝えてあげてください。
彼が弱点を克服できるように手助けをしてあげてください。
そして彼が強みを生かせるように状況を整えてあげてください。
それが批判的に応援するということの意味です。
洋平氏はどうやら正真正銘の「ドあほう」のようです。
「ドあほう」な彼が道を誤らないようにするには、多くの人々の批判的な応援が必要です。
そして「ドあほう」でなければできない事業というものもあるのです。
周りの反対の声にも関わらず突き進むことが必要なときもあるのです。
今回の高江訪問は「大失点」であり、まさに「オウンゴール」でしょう。
しかし、彼には何かを成し遂げる力があるように思えます。
彼がどんな事業を成し遂げてくれるかは未知数ですが、安倍政権の憲法改定が秒読み状態に入った今、三宅洋平氏の可能性にぼくは賭けたいと思います。
洋平氏が沖縄の人々の怒りの声にしっかりと耳を傾け、今回の混乱が「雨降って地固まる」の結果を産むことを願ってやみません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
* * *
なお、昭恵氏の高江訪問についての、岩上安身氏のIWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)によるツイートのまとめはこちらです。
[IWJ版(強調なし): 三宅洋平氏、沖縄高江テントに安倍昭恵氏を案内]
また、onoyasumaro氏による別のまとめもあります。
[安倍昭恵を帯同して高江に行った三宅洋平と地元の人の会話]
[追記]三宅氏のこの件についての説明を読んで記事を書きました。
[三宅洋平氏に今伝えたいこと 2016年8月9日]
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