ヴィパッサナー随想 #1 -- ピサヌロークの午後
[写真はワット・ヤイの仏像] |
今日も南国タイでぶらぶらしている、ぷちウェブ作家のとし兵衛です。
今日はタイのピサヌロークという街に来ています。
タイは今、暑気のまっさかりで、どうにも暑い日がずっと続いていましたが、昨日から空が曇り始め、今日は少し雨も降り、涼しくなって過ごしやすいので助かります。
ピサヌロークといっても、タイに興味のない方は、名前も聞いたことがないかもしれません。タイ中部にあって、仏教遺跡で有名なスコータイの東隣りにある、まずまず大きな街です。
ピサヌロークには、ワット・ヤイというお寺があって、そのお寺の金色の仏像は、高さが 3.5m 、タイで一番美しいと言う人もあるほどです。
タイでバスに乗ると、運転席の辺りにお守りとして、お坊さんの写真などが飾ってあることがよくありますが、このワット・ヤイの仏像もときどき飾られているのを見かけます。それだけタイの人に愛されているということなのでしょう。
この仏像ですが、実際にそばで見ると、きらびやかな中にも、なかなかの威厳があり、文化・宗教に関心のある方なら、見ておいて損はないものだと思います。
ところで、今日ぼくがピサヌロークに来たのは、10日とちょっと会わずにいたうちの奥さんと再会するためでした。
ぼくは昨日まではスコータイの街で、暑さにうだりながら、翻訳などしていたのですが、奥さんの方はピサヌロークの近くのヴィパッサナー瞑想のセンターで10日間の瞑想コースに出ていたんですよね。
今日は瞑想コース明けの奥さんと、ピサヌロークの宿で落ちあって再会を果たしたところ、というわけでして。
ヴィパッサナーといっても知らない方もいるかもしれませんが、合州国でグーグル社などが取り入れて流行りになっているマインドフルネスの大もとにあたる仏教系の瞑想法です。
うちの奥さんはこの瞑想コースに、もう10回近く参加している強者なのですが、今回は暑くて、へばって大変だったそうです。
それで、今は昼寝をしています。
妻が昼寝してる間の物書き、みたいなことでして(笑)。
さて、ヴィパッサナー瞑想ですが、10日間のコースには、ぼくも二度参加したことがあります。
なかなかきついです。
朝4時起床、夜9時就寝まで、多少の休憩こそ挟みますが、まる一日ほとんど座りっぱなしです。
日本の坐禅みたいに警策で打たれたりはしませんが、とにかくそれだけの時間を座るというのは、本当に大変なことで、参加者の中には途中で帰る方もおります。
というところで、今日はほんの触りのところまでですが、次回はもう少し、ヴィパッサナー瞑想について詳しく書いてみようと思います。
以上、ご精読ありがとうございました。
☆続きはこちらです。
[ヴィパッサナー随想 #2 -- ルーイで一休み]
☆なお、ゴエンカ氏方式のヴィパッサナーについては、次の本がありますので、どうぞアマゾンでご覧ください。
[ウィリアム・ハート「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法」(春秋社1999)]
☆ヴィパッサナー随想・目次
[01 ピサヌロークの午後]
[02 ルーイで一休み]
[03 砂漠のほとりで迷想三昧]
[04 不真面目でいい加減なぼくの迷想術]
[05 意識は集団催眠のための道具である]
[06 心の底から湧き上がる気づき]
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