「人生長すぎる」とお嘆きのあなたへ - エクハルト・トールの場合
「人生長すぎる」
ぼくもそう思ったことがあります。
「なんだか毎日がつまらない」
そんなことも、時々、思います。
そして、「消えてしまいたい」とか「もう生きていられない」とか。
そういう思いをふっ飛ばして、元気に生きたい、と考えはしても、「できないものは、できない」んですよね。
「今の自分には、明るく普通に生きるなんてできないんだ」と開き直ることも大切です。
うつ的な気分が湧いてくる自分を、認めてやったらいいんです。
たぶんあなたは、自分の気持ちを殺して、周りの要求に応えるために、自分の人生を使いすぎてしまったのです。
いつの間にか周りのために生きることになってしまったとき、自分がなんのために生きているのか分からなくなって、生きるのが苦しくなって、最後には死を選ぶことになる。悲しいことですが、これも、ある意味、自然なことです。
けれども、今これを読んでいるあなたは、まだ、死を選ぶところまでは、行っていないわけですから、今から自分の生き方を変えることもできるわけです。
とはいえ、生き方を変えるということは、いとも簡単であると同時に、なんとも難しいことです。
周りの目を気にしすぎているのは、あなた自身なのですから、周りを気にするクセを変えればいいだけです。話は簡単ですよね。
ところが、それを実行するのが難しい。
「もう周りの目は気にしないぞ」と心に決めても、その瞬間から、その通りに生きるというわけにはいきません。
こうしたことには、どうしても時間がかかります。
ところが、世の中には稀に、あるとき突然、劇的な変化が訪れる人もあるようです。
エクハルト・トールという作家がいますが、この人は長い間うつ的な思いをかかえて生きていたのに、ある晩、その重苦しい気分の中で、次のような経験をします。
「私は、もうそれ以上自分自身と生きることが出来なかった。そして、答えのない疑問が生じた。自分と生きることが出来ないこの『私』は、一体誰なんだ? 自分とは何だ? 私は虚空へと吸い込まれるように感じた。その時は、一体何が起こったのか知らなかったが、満たされない過去と恐ろしい未来との間に生きている、思考が作り出した自我が、その重苦しさ、その抱える問題と共に、崩壊したのだ。翌朝、目が覚めてみると、すべてが実に穏やかだった。この平安は、自我がそこに無かったために現れたのだ。ただ存在の感覚のみ、あるいは『在ること』、ただ観察し見守っているだけだ。」
次の朝、トールはロンドン市内を散歩したが、「すべてが奇跡のようで、深く穏やかだった。車の往来さえも。」 [12] この感覚は持続し、トールはいかなる場面でも、そこに潜む平安を強く感じとるようになった。 [16] トールは博士号のために勉強をするのを辞め、ほぼ二年間に渡り、ほとんどの時間を「深い祝福に満たされた状態で」、ロンドン中心部の ラッセル・スクウェア の公園のベンチに座って、「世界が移ろいゆくのを見て」過ごした。トールは友人のところに居候になったり、 仏教寺院 に泊まったりしたが、それ以外は ハムステッド・ヒース で ホームレス として野宿もした。家族はトールが「無責任で、かつ正気を失った」と思っていた。
(以上、Wikipedia エックハルト・トールの項より)
このような深い体験は、誰にでも起こるというものではありませんが、意識を呼吸に向けることや、瞑想の練習をすることで、小さな「気づき」の体験を重ねていく道は、誰にでも開かれています。
まずは、深呼吸をしてみてください。
ゆっくり吸って、ゆっくり吐く。
千里の道も一歩から。ここからすべてが始まります。
こちらに簡単な瞑想の仕方を書いていますので、よろしければご覧ください。
[これなら簡単、誰にでもできる瞑想のやり方・方法]
また、エクハルト・トールの本はこちらがおすすめです。
「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」
あなたの毎日が、少しずつよい方向へ向かっていくことを、心からお祈りします。
以上、インドの聖地バラナシより、とし兵衛でした。
それでは、また。
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☆こちらもどうぞ
[本気で人生を変えたいですか? それなら、これだけは知っておいてください]
[人生は哲学するには長すぎる 02 厨ニ病患者のインド万歳]
[人生は哲学するには長すぎる 01 ぼくは万年厨ニ病]
[あーす・じぷしーの物語 - 「思い込み」から自由になるって、どーゆーこと?]
[脱会社人: 気分はオフグリッド・あなたは自由に生きたいですか、生きられますか]
[最高の幸せ、フロー体験を知ってますか?]
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[本の紹介: カスタネダの友だち、フロリンダ・ドナーが描くアマゾンの暮らし「シャボノ」]
[惜しい! イケダハヤト氏の「三宅洋平不支持」発言]
[イケダハヤト氏が「お試しあれ」と言ったホメオパシー半可通講座]
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ぼくもそう思ったことがあります。
「なんだか毎日がつまらない」
そんなことも、時々、思います。
そして、「消えてしまいたい」とか「もう生きていられない」とか。
そういう思いをふっ飛ばして、元気に生きたい、と考えはしても、「できないものは、できない」んですよね。
「今の自分には、明るく普通に生きるなんてできないんだ」と開き直ることも大切です。
うつ的な気分が湧いてくる自分を、認めてやったらいいんです。
たぶんあなたは、自分の気持ちを殺して、周りの要求に応えるために、自分の人生を使いすぎてしまったのです。
いつの間にか周りのために生きることになってしまったとき、自分がなんのために生きているのか分からなくなって、生きるのが苦しくなって、最後には死を選ぶことになる。悲しいことですが、これも、ある意味、自然なことです。
けれども、今これを読んでいるあなたは、まだ、死を選ぶところまでは、行っていないわけですから、今から自分の生き方を変えることもできるわけです。
とはいえ、生き方を変えるということは、いとも簡単であると同時に、なんとも難しいことです。
周りの目を気にしすぎているのは、あなた自身なのですから、周りを気にするクセを変えればいいだけです。話は簡単ですよね。
ところが、それを実行するのが難しい。
「もう周りの目は気にしないぞ」と心に決めても、その瞬間から、その通りに生きるというわけにはいきません。
こうしたことには、どうしても時間がかかります。
ところが、世の中には稀に、あるとき突然、劇的な変化が訪れる人もあるようです。
エクハルト・トールという作家がいますが、この人は長い間うつ的な思いをかかえて生きていたのに、ある晩、その重苦しい気分の中で、次のような経験をします。
「私は、もうそれ以上自分自身と生きることが出来なかった。そして、答えのない疑問が生じた。自分と生きることが出来ないこの『私』は、一体誰なんだ? 自分とは何だ? 私は虚空へと吸い込まれるように感じた。その時は、一体何が起こったのか知らなかったが、満たされない過去と恐ろしい未来との間に生きている、思考が作り出した自我が、その重苦しさ、その抱える問題と共に、崩壊したのだ。翌朝、目が覚めてみると、すべてが実に穏やかだった。この平安は、自我がそこに無かったために現れたのだ。ただ存在の感覚のみ、あるいは『在ること』、ただ観察し見守っているだけだ。」
次の朝、トールはロンドン市内を散歩したが、「すべてが奇跡のようで、深く穏やかだった。車の往来さえも。」 [12] この感覚は持続し、トールはいかなる場面でも、そこに潜む平安を強く感じとるようになった。 [16] トールは博士号のために勉強をするのを辞め、ほぼ二年間に渡り、ほとんどの時間を「深い祝福に満たされた状態で」、ロンドン中心部の ラッセル・スクウェア の公園のベンチに座って、「世界が移ろいゆくのを見て」過ごした。トールは友人のところに居候になったり、 仏教寺院 に泊まったりしたが、それ以外は ハムステッド・ヒース で ホームレス として野宿もした。家族はトールが「無責任で、かつ正気を失った」と思っていた。
(以上、Wikipedia エックハルト・トールの項より)
このような深い体験は、誰にでも起こるというものではありませんが、意識を呼吸に向けることや、瞑想の練習をすることで、小さな「気づき」の体験を重ねていく道は、誰にでも開かれています。
まずは、深呼吸をしてみてください。
ゆっくり吸って、ゆっくり吐く。
千里の道も一歩から。ここからすべてが始まります。
こちらに簡単な瞑想の仕方を書いていますので、よろしければご覧ください。
[これなら簡単、誰にでもできる瞑想のやり方・方法]
また、エクハルト・トールの本はこちらがおすすめです。
「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」
あなたの毎日が、少しずつよい方向へ向かっていくことを、心からお祈りします。
以上、インドの聖地バラナシより、とし兵衛でした。
それでは、また。
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