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暗号通貨の話

みなさん暗号通貨はご存知ですか。 暗号資産という言い方のほうが通りがいいかもしれません。 一番有名なのはビットコインですどけ、怪しい儲け話というイメージがあるでしょうか。 株にしても投資信託にしても、怪しい儲け話はたくさんあります。 その意味では暗号通貨も同じことですが、ウクライナの紛争のために円が下がったりといった世界情勢の中で、円以外の支払い手段を持つことや資産の分散化には、合理的な意味があります。 ぼくは今まではNEMというマイナーな暗号通貨しか使ったことがないのですが、最近また興味が湧いてきたので、少しずつ勉強してみようと思っています。 まずは取り引きのための口座開設ということになりますが、コインチェックかGMOコインか、どこがいいのかなー。 てなところで、この記事はおしまいです。

本の紹介: アーノルド・ミンデル「大地の心理学」、プロセスワークと瞑想の幸せな融合

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アーノルド・ミンデルは、ユング派の心理学を発展させたプロセス指向心理学 (プロセスワークとも呼ばれます) の創始者で、アメリカのセラピスト、グループワーカーです。 プロセスワークは、 ○人間の無意識が体の状態や様々な行動に現れることに注目し、 ○人間の行動を、意識のレベル(一次プロセス)と無意識のレベル(二次プロセス)の二つの重ね合わせとしてとらえ、 ○この二つのレベルにおける、多様な欲求間の葛藤を意識化することによって、統合的な人生を生きるための方法を提供してくれるもの と言えましょう。 日常的にわたしたちは、他者との関係性においてさまざまな葛藤を感じています。 夫婦の間で、あるいは親子として、そして友だち同士や、仕事上の人間関係の中で、自分の思い通りにならないことや、思いもよらない問題に直面します。 そうした「問題」について、わたしたちは普通、表面的な部分だけを見て、言葉のレベルで問題をとらえて、それに対処しようとしてしまうことが多いのですが、そうした「浅い」反応ではうまく対応ができない事態というものもしばしば生じるものです。 本書では、自分の無意識にアクセスすることによって、そうした人生におけるいろいろな「問題」に対応するための、自分一人でもできるセルフワークのやり方が、プロセスワーク的な考え方とともに提示されています。 *  *  * 邦訳のタイトルは「大地の心理学」となっていますが、原題は "Earth-based Psychology" 、「大地に根ざす心理学」くらいの意味です。 ここで「大地」という言葉が使われていることによって、 「わたしたち人間は、大地の存在なしには生きることもできない」 という、先住民族の社会においては、当たり前に意識されていることが、現代社会を生きるわたしたちにとっては、ともすれば忘れられがちになっている現実に思いをはせることができます。 ミンデルは、先住民族の世界観や、そこでのシャーマニズムの役割に大きな意味を見出し、そうした太古から続く人類の叡智を、現代的な心理学の枠組みの中で新しい光を当てることで、わたしたちの日々の暮らしの中でその知恵を活かす方法を教えてくれます。 この本には「パス・アウェアネス path awareness (道の自覚)

共謀罪法成立の日に、100年後の世界を見据えて

今日、2017年6月15日、共謀罪法が成立しました。 市民活動家の田中優さんが、今日付けのメイルマガジン [ 第596号:共謀罪成立 ] で共謀罪法の成立について、 「共謀罪法を死文化させてしまうこと」と、 「共謀罪法が実際に適用されたときには、違憲立法であることを主張すること」そして、 「この法律ができたからといって萎縮してしまうことなく、今までどおり、 しっかり意見を表明していくこと」 の重要性を述べています。 優さんの指摘は正論ですが、現実の日本の政治情勢を見ると、楽観は許されません。 日本政府が共謀罪法を使って、ただちに反対勢力の弾圧を始めるとは思えまないものの、政府の意向に沿わない個人や団体に対しての圧力は、今以上に強くなっていくことでしょう。 こうした逆境の中で、ぼくたちにできることは何なのでしょうか。 [ 安倍マリオをぶっ飛ばせ、あるいはぼくらの未来への責任 ] にも書きましたが、無茶苦茶を平気で通す「総理」や「政府」に怒りが湧くのは自然です。けれども、「怒っているだけ」では状況は変わりません。 たとえば、原発推進への対案として、太陽光とバッテリーによる「オフグリッド」を提案していくような、具体的な取り組みが大切だと思われます。 また、[ 改憲に王手。ニッポンはホントーに大丈夫なのか? ] に書いたように、日本の「重苦しい空気」に閉じ込められることのないように、視野を大きく広げることも大切でしょう。 現在の世界情勢を見れば、欧米的な合理主義や民主主義も必ずしも万能ではないと思われます。 そのときむしろ、先住民族の知恵や、宗教の叡智に学ぶことも多いはずです。 原子力を不可欠とするような間違った科学技術主義にだまされないためには、単なる論理では不十分に思えます。 文化的相対主義を踏まえた上で、「真・善・美」といった基本的な価値へと思いを巡らすことも必要なのではないでしょうか。 いずれにせよ、この「逆境」が簡単に流れを変えることはないでしょう。 72年前に敗戦という形で終わりを迎えた戦争は、日中戦争から数えても15年間という長い期間の「逆境時代」でした。 ですから、ぼくたちは、10年、20年の単位でものごとを考える必要がありますし、それには、50年後、100年後を見据えることも

人の世の闇の深さの現れか / 元TBSテレビ・ワシントン支局長・山口敬之氏のレイプ疑惑について一言

はてなのブックマークで [ 【レイプ告白】「あの夜、なにがあったのか」詩織さんと山口氏 それぞれに聞いた ] という記事についての kk3marketerさんのコメント「闇深い」 を見て、何がどう「闇深い」のか気になりました。 当該の記事を見る限り、法的な処分の妥当性はともかくとしても、元TBSテレビ・ワシントン支局長・山口敬之の、就職をネタに若い女性と会い、ことに及ぶという行動は、倫理的に完全に「アウト」なものと思われ、そういう人物が「立派」なジャーナリストとして活躍している世の中というもの自体が十分「闇深い」ものと思われます。 また、山口氏の不起訴処分に何らかの「力」が働いたと考えるのも至極当然であり、それがどういう筋からのものであれ、被害にあった女性の立場を考えれば、ニッポンという国の法治国家としての機能はポンコツ同然としか言いようがなく、これはむしろ「病み深い」というべきでしょうか。 ところが、この事件に関してネットを検索してみると、この女性が今のタイミングで記者会見を開いたことには、「女性の人権」という表向きの問題とは別に、政治的な「生臭い」意図を感じざるを得ない事実に突き当たります。 この女性の代理人弁護士の所属事務所からして、バックには民進党の力が働いているとの事実です。 「女性の人権」を守るためには、当然山口氏は起訴されるべきであり、山口氏の行為の是非は法廷で争われるべきものと考えますが、こうした「法的な争い」が「政争の具」として使われているとすれば、なんとも「闇深い」世の中ではありませんか。 ぼくは安倍政権の政策には基本的に反対ですが、こんな程度の揺さぶりで盤石の安倍政権の基盤が揺らぐものとは思われませんし、こういうやり方は「まっとう」なものとは言えないでしょう。 政治というものが「清い」だけのものでないことは、いたしかたのないことかもしれませんが、現状の政治が、利権を争う集団同士のこのような「縄張り争い」にすぎないことを考えると、その行く先はいったいどうなることかと、深い危惧を感じざるをえません。 ぼくたち国民の一人ひとりが、五十年先、百年先の未来を見据えて、考え、行動することの必要を感じる所以です。

人生はすごく苦しいけど、すごく素敵。なのに素敵が見つからないあなたへ。

お釈迦さまことゴータマ・シッダルタさんの生まれし土地、ネパール・ルンビニに滞在中、若い友人しぷとさん(仮名)とtwで楽しい会話をし、質問をいただいた。 ぼくはもう五十すぎ、しぷとさんはたぶん二十代前半、頭の回転では到底かなわないが、こちらには亀の甲より使えるとされる齢(よわい)という道具があるので、ch3ch2oh で濁り気味の頭を駆使しつつ、ちょいと答えてみようかと思う。   *  *  * まず、質問に至るまでの説明。 話の発端は、「人生はすごく苦しいけどすごく素敵」とぼくが書いたことで、それに対してしぷとさんは、「自分のTLには苦しんでいる人が多いのだが、どうすれば素敵が手に入るのだろうか」と疑問を投げかけてくれた。 ぼくはこのところヴィパサナ瞑想で仏教づいているから、「痛みは避けられないが、痛みを苦しみとするのは、癖・習慣の問題なので、それに気づけば『素敵』な世界が近づいてくる。けれども、苦しみに愛着がある以上、無理に苦しみを手放す必要はない」と書いた。 するとしぷとさんは、「苦しんでいる人たちは、別に苦しみに愛着はないし、『苦しみ』の方が自分たちを手放してくれないと考えているようだ」という。 ぼくは、「愛着があることに気づくのも難しいし、主客はすぐ転倒する。そしてて、気づくためには『ゆさぶり』が必要である」と述べた。 そして、しぷとさんは、「『ゆさぶり』の話は理想としては分かるが、現実にはどうしたらいいのか」と問うてくれた。 これが今回取り上げる質問です。   *  *  * [回答 1.] まず初めにしぷとさんに伝えたいのは、人のことはとりあえず、放っておいたらいいよ、ということ。 人が苦しんでるのが気になるっていうのは、自分が苦しんでるからなんだよね。 この考え方は、初めは納得いかないかもしれない。 ぼくも R. D. レインの「愛のレッスン」という本で、「人のために泣くのは、自分のために泣いているんだ」という言葉を読んだときは、そこに何か真実があるのは感じたんだけど、はっきり言ってピンとこなかった。 でも、そのうち、なるほど、と思うようになった。 人を嫌いになるのは、その人に自分が持っている嫌な面を見てるからだし、この世界にうんざりするのは、自分にうんざりしてるからなんだ。 だから

支配階層に入ること、支配・被支配関係から抜けること

今日は謎の投資家ガメさんの [ ラットレースから抜け出す ] という記事について書きます。 出だしは黒いですが、最終的に「ガメさん♡」になります。 *  *  * ガメさんのこれは、嘲笑なのだろうか、黒い冗談なのだろうか、それとも、お金持ちの戯言(たわごと)なのかしら? どうしてあんなに手放しで資本家を礼賛することができるのか、ぼくには分からないんですよね。 でもぼくは、別にガメさんが嫌いだからこんなことを書いているわけではない。 イギリス出身の覆面投資家にして、日本語堪能な天才青年(というには少し歳をくってるか)である彼の weblog や twitter はいつ見てもおもしろい。 一度一緒に酒でも飲んだら、どんなに楽しい話ができるだろうかと、わくわくするくらい、ネット上で見る彼の言葉と、その人格には惚れている。 ...... と、ここまで書いたところで一休みして、Medium に記事など書いてたら、初めの問いに対する答えが分かってしまった。 ガメさんは支配階層の人間であり、日本の中の才能ある、支配階層に入る力はあるのに、「日本的」システムの中に閉じ込められているため、支配階層に入れないでいる人に対して「きみにもできるよ」と呼びかけてるわけだ。 支配階層に入れない人のことは、はなから相手にしてないし、入れると勘違いして自滅する人のこともどうでもいい。 それが「欧米」流の支配階層の価値観ってわけですか。なるほど。 「日本的」システムの中に閉じ込められている人に呼びかけたい気持ちは、ぼくも一緒なんだけど、方向がちょい違ってたんだ。 支配階層に入りたい人は入ればいい。 でも、支配・被支配の関係から抜け出すほうが、ぼくの場合、好みってことです。 もちろん投資をして「悠々」と暮らすことのできる人は、そうすればいいでしょう。 でも、多くの人はガメさんのように「悠々」とはできない。 投資をしながらも、日々の雑事に追われながら、なんとか生きていくだけになってしまわないでしょうか。 支配階層に入るのも、投資をして儲けるのもいいけど、それは手段であって、目的ではない。 日々を「悠々」と生きることこそが、目的ですよね、例えば。 そのためには本当はお金なんていらないんであって、それはインドに行って路上で暮ら

安倍昭恵氏に関する記事まとめ #森友学園 #アッキード事件

アッキード事件とも呼ばれる、森友学園の問題で、マスメディア取り沙汰されている安倍昭恵氏ですが、ここに、昭恵氏および、三宅洋平氏、てんつくマン氏に関わる記事の目次を置きます。 今の日本が抱える問題を、みなさんが考える一助になったら幸いです。 ✧安倍昭恵氏に関する記事の目次です✧ [ 洋平と昭恵をつないだ「怪人」てんつくマンとは!? ] [ 大丈夫か、三宅洋平!? 安倍昭恵氏と会食なんかしちゃって。 ] [ 洋平氏と昭恵氏の会食・再考、その意味を最高のものにするために ] [ 「洋平・昭恵会食」再々考、ネット「世論」をどう読むか ] [ 「天然系・総理の密使」安倍昭恵氏が沖縄高江のヘリパッド建設反対運動テントを訪問 ] [ 「大物」か「あほう」か、三宅洋平、安倍昭恵と高江に同行 ] [ 昭恵氏の高江訪問について三宅洋平氏に今伝えたいこと 2016年8月9日 ] [ 三宅洋平は「許可」を得て安倍昭恵を高江に案内したのか ] [ 三宅洋平は権力にすり寄る節操なしではない ]