いきいきと生きたいあなたへ - 魂の輝きを取り戻すために

なんだか毎日がつまらない。

何をやっても長続きしない。

自分のやりたいことが分からない。

こんな「ないないづくし」を感じながら生きてる人って、案外おおいんじゃないでしょうか。

そういうぼく自身、そんな人間の一人だったりします。

とはいえ、ぼくは五十すぎのおじさんですので、「ないないづくし」歴が長い分、知恵もついて、若いころと比べればずいぶんと楽になりました。

というわけで今回は、この「ないないづくし」から抜け出し、生まれたときの「魂の輝き」を取り戻す方法について書いてみようと思います。

  *  *  *

人というものは、この世に生まれ落ちたそのときには、まばゆいばかりの魂の輝きを持っています。

ところが残念なことに、この世界で生きていくためには、輝きを放出してぱかりではいられません。

赤ん坊は、生まれてしばらくの間こそ、したい放題をしても受け入れてもらえますが、お母さんや周りの人の助けなしには生きていくことができませんから、徐々に周りと合わせる方法を学んでいくことになります。

これを「魂の輝き」の観点からいうと、魂に覆いをかけて、周りに放つ光を弱めていくことになります。

成長していくうちに、この覆いは分厚いものになり、魂の輝きなど、どこにも見えなくなってしまう。そんな人が、かなりの数いるのです。

ここで魂と呼んでいるものこそ、いわば人間の本質ですから、その光が見えなかったら、「何をやりたいのか分からない」という状態になるのも当たり前です。

そうなれば、何かに興味をひかれてやってみても「長続きしない」ことにもなりますし、「どうにも毎日がつまらない」ということにもなってしまいます。

このように考えれば、「ないないづくし」から抜け出す方法も、簡単に分かります。

あなたの魂の覆いを取り去ればいいのです。

  *  *  *

魂の覆いを取り去ればいい。やるべきことは分かりました。

けれど実際にはこれをどうやったらいいのでしょうか。

実のところ、これには無数のやり方があるのです。

この記事を読んでいるあなたも、ネット上に溢れかえる、「自己実現の方法」や「夢をかなえる生き方」、そして「引き寄せの法則」や「受け入れの法則」といった様々なやり方をご存知のことでしょう。

それぞれのやり方には、それぞれの長所と短所があり、人によっての向き不向きがあります。

ですから、「わたしにぴったりの方法を教えてください」と言われても、ぼくが教えられるものではありませんし、そういうことを教える力を持つ人もなかなかいないのが現実なのです。

つまり、あなたは「魂の覆いを取り除く方法」をみずから探す必要があるのです。

これが一つの答えです。

  *  *  *

「自分で探すのが答えだって? そんなの答えになってないじゃん!」

あなたがそんなふうに感じるのも、もっともなことではあります。

ぼくたちは、問題があれば正解があり、正解を出せば何かを得られる、というような考えに、どっぷり浸かって生きてきたのですから。

けれども、日々を楽しく生きる、とか、充実した人生を送る、といったことには、正解というものはないのです。

誰かがやったことを真似して、それが自分にとってもうまくいき、そのことに満足できるのなら、それはとてもよいことです。

けれども形だけ真似をして、それはうまくいって、うまくいったことは嬉しいんだけれど、その喜びは長続きしない、その状態に自分の心は満足していない。それでまた別のやり方を真似してみる...... 。

そういう「消費」の無限ループに落ち入らないためには、どこかで自分の心の声に耳をすます方法を学ぶ必要があります。

そして、そのためには、まず第一に「自分を好きになる」ことが必要なのです。

自分が嫌いなままでは、自分の心の声を聞くための、どんなによいテクニックを身につけても、宝の持ち腐れにしかなりません。

だって、きらいな自分の気持ちなんて、知りたくないに決まってるじゃないですか。

つまり、一番肝心なのは「自分を嫌っている自分自身を許してやること」なんです。

そして、そのためには、「自分を嫌ってる自分自身を許せない自分」に気づき、「あー、おれって/わたしって、自分を許せないんだなーー」というように、その事実だけを、感情を交えずに見てやることが役に立ちます。

ぼくの場合、そのために、ゴエンカさん方式のヴィパッサナー瞑想が役に立ちました。

こちらに記事があります。

[[哲学から瞑想へ] カジュアルな哲学とヴィパッサナー瞑想 - 世界を迷想するエッセイ二本]

  *  *  *

「ないないづくし」の人生から抜け出し、「魂の輝き」を取り戻す。これをきちんと実現するには長い時間がかかります。

いろいろなセミナーやヒーリングなどによって、一時的に楽になることはあるでしょうが、なかなか突き抜け体験は得られないものです。

他力本願も大切なことではありますが、他力を活かすためにも、自分なりの努力というものはかかせません。

みなさんの探求の道が、幸多いものとなることをお祈りして、この記事を終えたいと思います。

Don't worry, be happy !
くよくよせずに、気楽にいきましょう♬

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